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配慮 できたことをほめる <コミュニケーションに偏りのある子とは…> ・嫌みや冗談を言われても何のことなのかわからず、言葉通り・字義通り に受け止めてしまう。 ・その場で言ってはいけないことを汲みとることができずに、思ったこと を言ってしまう。 ・会話の仕方が形式的で、抑揚なく話したり、間合いがとれなかったりす る。 ・独特な声で話すことがある。 (一本調子、甲高いなど) ・話が一方的で、相手とうまく会話を進めることが難しい。 ・球技やゲームをするとき、仲間と協力することに考えが及ばない。 ・会話の時に身振りやジェスチャーをうまく使えない。 ・聞かれている意味が理解できずに、何回も聞き返したり、たくさんのこ とを伝えられても聞き取れない場合もある。 <背景として考えられること> ・話し言葉に大きな遅れはないものの、相手との話からその意味や意図す ることに共感できず、会話がうまく進まない。 ・相手の立場に立って状況が捉えられない。 <支援へのヒント> ○共感性への支援 ・その子の受けた色々な感情体験を言葉にして伝えることから始める。 ○理解への支援 ・「もうちょっとがんばろう」よりも「あと○問しよう。○○までしよう」など具体的な目標・内容で伝える。 ・話し言葉だけでなく、文字やイラストを併用して伝える。 ・順序立てて、簡単明瞭に話すように促す。 ・禁止の言い方でなく、肯定的な言い方で伝える。 (「廊下を走ってはいけない」ではなく「廊下を歩きます」など) ○伝達・表現への支援 ・会話のルールを教えて、練習する。 (相手が話している間は、相手に話しかけてはいけないなど) 「こだわり」が気になる子どもへの手立て <特定のものにこだわる子とは…> ・限定された興味だけに熱中したり、また特定のものに強い関心や不安 を持っている。 ・非常に得意なことがある一方で、極端に苦手なことがある。 ・自分なりの独特な日課や手順があり、変更や変化を嫌がる。 ・特定の分野の知識を蓄えているが、丸暗記であり、意味をしっかりと 理解していない。 ・空想の世界(ファンタジー)で遊ぶことがあり、現実との切り替えが 難しい場合がある。 <背景として考えられること> ・相手や周囲との間でおこるさまざまなことに想像力を働かせることが できない。 ・相手に合わせて柔軟に思考したり行動したりすることがうまくできな かったり、同じ行為や思考を繰り返し、特定のものへのこだわりがみ られたりしやすい。 <支援へのヒント> ・その子の得意なことを生かしたり発表する機会を設けたりして、周り の子のその子への評価を高め、その子の自尊心を育てる工夫をする。 ・普段から活動内容を日課表などで予告し、見通しを持ちやすくしておく。 急な変更はできるだけ避け、やむを得ず変更する場合は、言葉だけでな くて、日課表の書き換えなど具体的に示し、必要に応じて内容の解説を する。 ・空想の世界は否定せず、好きな作業に取りかかるなどの方法で、気持 ちの切り替えができるきっかけをつくる。 ・空想の世界に入るときは、現実場面に興味関心が持てないときが多い ことから、現実場面での活動内容について吟味する。 ・こだわりを「やめさせる」ことに「こだわりすぎない」ことも大切で ある。 その他にも… <その他の気になる行動> ・独特の表情や姿勢をしていることがある。 ・動作やジェスチャーが不器用で、ぎこちないことがある。 ・チック症状など、無意識に顔や体を動かしたり、声を発したりする ことがある。 ・感覚(聴覚・視覚・味覚・触覚など)が過敏であったり、逆に鈍感 であったりする。 ・ストレスが強くなると、ひとりごとなど場にそぐわない行動をするこ とがある。 (かつて経験した嫌な体験が突然思い起こされる「フラッシュバック」 により、不安や不機嫌になったり、感情が不安定になってパニックに なったりする) <背景として考えられること> ・感覚刺激をうまく処理できない (周囲の物音や見えるものなどに対して、騒がしく感じたりする。 大勢の人の中にいることを苦痛に思いやすい) <支援へのヒント> ・感覚や刺激について好きなものや嫌いなものの情報を、事前に集めて おく。 ・不適切な行動の背景は、感覚過敏やフラッシュバックなどが関与して いないか探る。 (不適応行動は、周囲の不適切な対応への反応の場合もある) ○感覚過敏に対して ・苦手な感覚刺激への対処を教えたり、排除したりする。 (ひとりになれる空間、静かな場所、お気に入りのものなどを準備す るなど) ・本人の好きな活動に誘う。 ○フラッシュバックに対して ・興奮したり、不安が強いときには、場面や話題を変えたり、安心でき るものや活動を提供したりする。 ○不適応な行動に対して ・あいまいな言葉かけや過度の関わりをやめる。 ・子どものペースに合わせる。 ・感覚過敏に伴う食事、歯磨き、手洗い、着替えなどにおける不適応行 動は、子どもの様子に合わせて徐々に和らげていく。
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