発達障害に関わる情報

薬物療法

標的症状と選択薬剤

軽度発達障害にみられる主な症状に対して、次のような薬がよく使われています。

症状など
使用される主な薬剤
多動 ・ 衝動性
メチルフェニデート、 カルバマゼピン、
バルプロ酸ナトリウム リスペリドン、SSRI
睡眠障害
クロニジン、リスペリドン、三環系抗うつ薬、ベンゾジアゼピン
感覚過敏
リスペリドン
強迫症状
SSRIs、リスペリドン、TCAD
感情の不安定さ
カルバマゼピン、 SSRIs、TCAD
ひきこもり
対人恐怖
SSRIs、メチルフェニデート
自傷
SSRIs, リスペリドン, プロプラノロール
抑うつ
SSRIs、TCAD
怒 り
メチルフェニデート, SSRIs, リスペリドン
攻撃性
SSRIs, リスペリドン, クロニジン、
プロプラノロール
妄想 ・ 幻覚
リスペリドン
常同性
反復行動
SSRIs、リスペリドン、クロニジン

リタリンについて

 「リタリン」は商品名で、一般的には「(塩酸)メチルフェニデート」と呼ばれています。多動や衝動性を抑える効果があり、ADHDや高機能自閉症における多動・衝動性の症状の改善に多く用いられています。

 注意集中の持続困難と衝動性の障害が認められた事例では、リタリン投与を開始すると、落ち着いて学習に取り組むことができるようになりました。周囲からほめられることが増え、子どもにとっても周囲に認められたことにより「自信」がついたようで、学習にも意欲的に取り組めるようになりました。

内服時の関わり方

   

服薬開始時のみ効果が見られるケースは、薬の効果がなくなったためではありません。出てきたやる気に目標を与え、達成感を味わう経験をさせましょう!



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 現在「軽度発達障害」という言葉は障害の影響が軽度であるという誤解を受けるため、単に「発達障害」に改められましたが、当サイトではこのような経緯を理解しながらも、サイトの継続性を考えてこの名称を使っていることをご了承ください。、