LD 統計

 文部科学省が平成14年2月から3月にかけて「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する全国実態調査」が実施されました。その調査結果をみてみますと、知的発達に遅れはないものの学習面や行動面で著しい困難を示す児童生徒の割合は6.3%であることがわかりました。さらにもう少し詳しくみていきましょう。この6.3%のうち、学習面で著しい困難を示す児童生徒の割合が4.5%、行動面で著しい困難を示す児童生徒の割合が2.9%、学習面と行動面ともに著しい困難を示す児童生徒の割合が1.2%という結果です。

 ただし、この調査は「困難を示す児童生徒」というのは医師やLDの専門家チームなどでLD・ADHD・HFPDDという診断をされた子どもではないということに注意が必要です。あくまで担任の先生が回答したものであるということをくれぐれも忘れないでください。この6.3%の子どもはLD・ADHD・ HFPDDと判断または診断されたわけではなくて、もしかするとLD・ADHD・HFPDDである可能性のあるかもしれない子どもということです。  

  それでは具体的に数字を見ていきましょう。6.3%や4.5%といったパーセントでみるとあまり大きな数字でないように思えますが、実は大変大きな割合なのです。パーセントを数字に直してみます。
30人クラスと40人クラスで考えると

  30人×0.063(6.3%)=1.89人
  40人×0.063(6.3%)=2.52人

ということになります。30人クラスでは1.8人、40人クラスでは2.5人は知的発達に遅れはないものの学習面や行動面で著しい困難を示す児童がいるということになります。