注意欠陥/多動性障害
(Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder:ADHD)
注意欠陥多動性障害(略称ADHD)とは、発達レベルに不適当な不注意(注意力障害)・衝動性・多動性を示す行動障害で、不注意優勢型、多動性−衝動性優勢型と両方を併せ持つ混合型の3つのタイプが示されています。
有病率は年齢と性別により異なり、だいたい就学前後の年齢層に多くみられ、多動性−衝動性優勢型や混合型が大きな割合を占めています。ところが年齢が高くなるにつれて有病率は下がるものの、逆に不注意優勢型の割合が大きくなってきます。
以前は小児期の疾患と考えられていましたが、成人においても障害が持続することがあり、成長してもその傾向は残存することがわかってきました。
また非行との関連も注目されており、ADHDの一部は小学校高学年において反抗挑戦性障害に、青年期で行為障害、成人後に反社会的人格障害になる可能性もあるといわれています。このような症例では児童虐待など、家庭状況が大きな影響を与えていることが知られています。
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現在「軽度発達障害」という言葉は障害の影響が軽度であるという誤解を受けるため、単に「発達障害」に改められましたが、当サイトではこのような経緯を理解しながらも、サイトの継続性を考えてこの名称を使っていることをご了承ください。、