「児童生徒理解に関するチェック・リスト」

U. 「不注意」、「衝動性−多動性」について
「児童生徒理解に関するチェック・リスト」は、文部科学省が平成14年に実施した、学習障害(LD)、注意欠陥/多動性障害(ADHD )、高機能自閉症など、通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する全国実態調査で作成されたものです。
チェックにあたっては、『同学年の児童生徒と比較してどうか』をポイントにチェックしてください。
本チェック・リストは、指導者が子ども理解を深め指導の一助とするためのものです。
障害の判別を目的としたものではありません。
【次の4段階で回答】
状   態
得点
ない、ほとんどない
ときどきある
しばしばある
非常にしばしばある
質  問  項  目
 
学校での勉強で、細かいところまで注意を払わなかったり、不注意な間違いをしたりする
手足をそわそわ動かしたり、着席していても、もじもじしたりする
課題や遊びの活動で注意を集中し続けることが難しい
授業中や座っているべき時に席を離れてしまう
面と向かって話しかけられているのに、聞いていないようにみえる
きちんとしていなければならない時に、過度に走り回ったりよじ登ったりする
指示に従えず、また仕事を最後までやり遂げない
遊びや余暇活動に大人しく参加することが難しい
学習課題や活動を順序立てて行うことが難しい
じっとしていない。または何かに駆り立てられるように活動する
集中して努力を続けなければならない課題(学校の勉強や宿題など)を避ける
過度にしゃべる
学習課題や活動に必要な物をなくしてしまう
質問が終わらない内に出し抜けに答えてしまう
気が散りやすい
順番を待つのが難しい
日々の活動で忘れっぽい
他の人がしていることをさえぎったり、じゃましたりする